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吐き出し系落書き独壇場。
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またやってしまった…『怒りの日』メモ。ちょうじこまんぞくってやつだねおねえさん!
すごい暇な方以外はスルーするか、いっそ笑い種にでもしておくんなさいまし。
あ、前でもちらちら言ってましたが、男性向けじゅうはちきんゲームの登場人物で腐った話をしています。
万が一、気になった人は『』の中身をググって出た横文字でどうにかするといいかもしれません。
なんかピンときたら、伯林で僕と握手しましょう。

私はどれだけ獣殿をかわいそうにしたいんだ…。


*あなたとわたしの茶番劇(指先 様:*ttp://qqq9.web.fc2.com/ft/)



「あいしていますよ、獣殿」
「──何の冗談だ、カール」

唐突に向けられた他愛無い一言に、酷く動揺した。何とか声を澱ませずに済んだので精一杯だということは、おそらくそんなことをさせた張本人には丸分かりなのだろうが。それでも僅かなプライドだろうか、彼の方を向く事はせずにぼんやりと眼下の円卓を見つめ(るフリをし)ていた。

「何、私の心を素直にお伝えしたまで」
「卿が素直に、だと?道化でもまだマシな真似をするだろうに」
「フフ、如何に捉えるかは貴方のご随意に。──では、獣殿」

ス、とささやかな衣擦れの音が耳元でしたかと思った一瞬後、目の前には艶やかな黒曜石の瞳と白磁の顔(かんばせ)があった。

「返答を、頂きたいのだが?」
「……」

何時の間にやら、顔かたちをなぞるように細くしなやかな指が添えられて。僅かに広げた両足の間に膝を乗せて上から覗き込む、その表情は愉しげな笑みを浮かべている──全くこの仕草、まるでそこらの娼婦のようではないか。
普段は影…というよりは、闇よろしく己の姿を攫ませない所か迷わせ弄して突き放す癖に、時折こうして悪戯に戯れを仕掛けてくる。
今回も何時ものそれだろうかと思いつつも、如何にも「これ」は度が過ぎている。
「あいしている」だなんて、余りにも自分達の関係を語るには遠い言葉だ。例えどんなに繋がれていても、想ったとしても、届きはしない。
彼が映す瞳にこの世界は、自分は、いないのだから。

「ああ、そうだな……カール」

それでも、苛立つこの心は何だといえる。
満たされずに飢えたままのこの想いは何処へ行くというのだ。
──お前にしか、応えられないだろう。
自分の全てを見届けたいというのならば、この飢えを如何にかして見せればいい。いずれ訪れる最後の日まで。

「あいしている、」

今はまだ、茶番劇にしかならなくても。



*「ディエ モルゲンデンメルング」後の獣殿のデレっぷりは異常。先述より更に過去の「アンファング」を聞いてから、終戦間際の「ヴェーアヴォルフ」を聞くと、一挙一動がギャグにしか思えないデレっぷり。
カール?カールはドライになったよ。
 

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